店の名づくし ― 2006年07月18日 08:05
急に呼び出しがかかって横浜まで出かけた。徒歩・バス・電車で、連絡がよければ30数分の行程だ。バスに乗ってから、読みさしの新書を持って来るのを忘れたことに気付く。とたんに手持ち無沙汰だ。居眠りするには乗り物の時間が短いから、下手をして乗り過ごすのも厭だ。
バスは商店街を走る。ふと気付いたのは、軒を連ねる店屋の呼称の多様さである。つい暇つぶしに、メモ用紙に書き連ねてみる。
最も多いのは酒店、書店などの「店」だ。しかし、屋号では三河屋、上州屋の「屋」が多く、消費者サイドからは花屋・自転車屋だ。しかし、薬屋・判子屋などは、気取って印舗などと「舗」や「房」を使う。仏具屋・本屋に「堂」が多く、古書店には「肆」が残る。
堂は、時計屋や「局」が多い薬屋にもある。食堂も仲間か。飲み食いの店では蕎麦「處」・飲み「処」、割烹・料理屋などの「家」「苑」「亭」「寮」、菓子・すしの「司」、蕎麦屋・菓子屋に多い「庵」。中華料理の「軒」「閣」「楼」「飯店」は、本場中国で宿屋を兼ねたせいか。閣、楼は「荘」とともに古い旅館にも多い。お茶屋は「園」が多い。かつては、「八百」安・「魚」八と明快だった。
「館」は旅館・写真館・映画館。「院」は寺と医者だが生業ではないか。最近は「塾」「士」「師」の看板も目立つ。かつて亭だった寄席は、演芸「場」と稽古場並みに。建設業やトビでは「組」。
外国語、例えば本場の英語でも、かなり多様ではある。大きくは、商店の規模と、扱う商品の種類が単一か複数かによってshopとstoreと分けているようだ。例えば、coffee shop、dress shopに対するstores(米語で言うdepartment store )の使い分けである。
さらに細かく見ると、~er で終わるstationer、 barber、 hair-dresserの類。~ryで終わるgrocery、 bakery、surgeryの仲間。~stで終わる tobacconist、 dentistの類が多数派で、ほかに、salon(hair salon)、house( public house=bub) office( doctor's office)、clinic(eye clinic)、 agency( travel agency)などがある。が、なぜか日本ほどの多様さはないようだ。(;)
バスは商店街を走る。ふと気付いたのは、軒を連ねる店屋の呼称の多様さである。つい暇つぶしに、メモ用紙に書き連ねてみる。
最も多いのは酒店、書店などの「店」だ。しかし、屋号では三河屋、上州屋の「屋」が多く、消費者サイドからは花屋・自転車屋だ。しかし、薬屋・判子屋などは、気取って印舗などと「舗」や「房」を使う。仏具屋・本屋に「堂」が多く、古書店には「肆」が残る。
堂は、時計屋や「局」が多い薬屋にもある。食堂も仲間か。飲み食いの店では蕎麦「處」・飲み「処」、割烹・料理屋などの「家」「苑」「亭」「寮」、菓子・すしの「司」、蕎麦屋・菓子屋に多い「庵」。中華料理の「軒」「閣」「楼」「飯店」は、本場中国で宿屋を兼ねたせいか。閣、楼は「荘」とともに古い旅館にも多い。お茶屋は「園」が多い。かつては、「八百」安・「魚」八と明快だった。
「館」は旅館・写真館・映画館。「院」は寺と医者だが生業ではないか。最近は「塾」「士」「師」の看板も目立つ。かつて亭だった寄席は、演芸「場」と稽古場並みに。建設業やトビでは「組」。
外国語、例えば本場の英語でも、かなり多様ではある。大きくは、商店の規模と、扱う商品の種類が単一か複数かによってshopとstoreと分けているようだ。例えば、coffee shop、dress shopに対するstores(米語で言うdepartment store )の使い分けである。
さらに細かく見ると、~er で終わるstationer、 barber、 hair-dresserの類。~ryで終わるgrocery、 bakery、surgeryの仲間。~stで終わる tobacconist、 dentistの類が多数派で、ほかに、salon(hair salon)、house( public house=bub) office( doctor's office)、clinic(eye clinic)、 agency( travel agency)などがある。が、なぜか日本ほどの多様さはないようだ。(;)
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